未婚ママの『幸せいっぱいこの指とまれ!』

『この指とまれ!』のポーズで生まれてきた娘が、たくさんの幸せを引き寄せ中です!

未婚ママの成長 ~今週のお題「○○の成長」~

子どもを産むまで独身だった私。

今年の夏、35歳のギリギリ高齢出産で、未婚の母となりました。

 

実家で18年暮らし、ほぼ同じだけの時間を親元離れて一人暮らし。大学卒業後それなりに楽しく仕事に打ち込んできました。長らく「結婚どうしよう問題」と「子供どうしよう問題」の二大問題を先送りにし続けてきた末、「結婚はしなくても良いけど、子供は欲しい」という自分の気持ちに正直に突き進み(イノシシ年生まれなもので)、見事未婚の母となったのでした。ちなみに娘も同じくイノシシ年生まれです(笑)。

 

こんな事ですので、自分でも性格が一癖も二癖もある事は承知しています。

男性とうまく家庭生活を続けていく自信は、はっきり言ってありません。

ずっと自分は独りが性に合っていると思っていました。

 

私が育った家庭は喧嘩の絶えない家で、罵倒・暴言や暴力にビビりながら日常をやり過ごしていた子供時代を送りました。夫婦喧嘩が激しさを極めている時期は、早く両親が離婚してくれないだろうかと姉と話していたものです。

最近よく児童虐待の一つとして言われる「精神的虐待」が繰り広げられていたわけですが、当人たちはその知識も認識もありませんでした。

 

私は大人になってから、自分自身の楽しい夫婦生活や明るい家庭を描けずに、恋愛でも幾度となく躓いてきました。

 

ですが、何故か出来れば子育てはしたかったのです。

完全なわがままだと分かっています。子どもがかわいそうというご意見もごもっともです。でももし子育てをするなら、両親が居ても喧嘩ばかりしている家庭より、一人親の方が上手くいくと思えたのです。片親でも(離婚であれ死別であれ)立派に育っている例は周りに沢山知っています。

 

私はずっと独りよがりなところがありました。それは仕事でもそう。

人と協力することよりも、自分のスキルを高める事や上下関係の中で動く方が気が楽でした。調整能力が低かったのだと思います。誰かに助けてもらうより、少し無理してでも自分でやってしまった方が早い!という考えでした。

 

ところがいざ妊婦になって、それまでと同じように仕事や生活が出来なくなった時、本当に多くの人が支えてくれる事に気づきました。

ただ買い物をしているだけでも声をかけられる事があります。お願いしなくても手助けしてくださる方も大勢います。

 

自分はこれまで、周りにいた妊婦さんや子育てしている人に大して優しくできていなったと猛省しました。

そして、今まで自分が人に上手に頼ることが出来なかった、人の厚意に甘える事が下手だった事を思い知らされました。

 

「私はこんな事に困っています」と具体的に言えること。

「助けてください」と自分をさらけ出す事。

「ありがとう」と心を込めて感謝を伝える事。

 

周りの人との調整って、結局こういうことから始まるんじゃないかな、と思います。

 

初めての子育てで、てんてこ舞いの日常ですが、赤ちゃんのおかげでこれまで疎遠た家族とのつながりも深まったと思います。育休中は親元に身を寄せていますが、こんなに長い時間両親と生活するのも最後の機会だろうと思うと、本当に貴重な時間に感じます。

シングルマザーは孤独です。だからこそ周りの人とのつながりを大事にしていかねばならないと思います。

 

赤ちゃんとの暮らしは、楽しく幸せですが、自分の思い通りにいかないこともたくさんり、精神力を鍛えられる場面も多いです(笑)。そんな時、私は今、人間力がぐんぐん成長しているんだぞ!と思うようにしています。

 

始まったばかりの子育てですが、育てられているのは多分私の方だと思う今日この頃です。

 

 

とりとめのない内容になりましたが、読んでくださりありがとうございました!