はじめての脳波検査!…は眠れない【娘のてんかんについて④】
今年の3月中旬に、初めてけいれん発作を起こした娘。
夜、寝始めて15分くらい経った頃、突然発作は起きました…
かかりつけの小児科を受診し、市内のこども病院に紹介状をもらい、詳しい検査と専門医の診察を受ける事になりました。
発作から10日。
初めての発作以降、娘の様子はそれまでと特に変わった感じもなく、2回目の発作は起きていません。
でも、娘が毎晩寝付いてから1時間くらいは、また発作が起きるのではないかという不安で、母は気が気ではありません…
寝不足の日が続いていました。
ネット情報でさらに気持ちも不安定になり、
娘は毎日楽しそうにしているのに、母の気持ちはちっとも晴れません。
ウクライナで起きている悲惨な戦争のニュースも追い討ちをかけ、鬱々とした時間を過ごしてしまいました。
こども病院へは、念のためバアバも一緒に来てもらいました。
娘は言葉が早い方で、日常会話はかなり理解してくれるようになっていましたし、お話も大分上達していましたが、
てんかんという病気の疑いがある、という事を説明するのはとても難しく、本人はいたって元気だったので、
「お母さんが病院に行くんだけど、一緒についてきてくれるかなぁ?」
という説明に落ち着きました…。
それから、娘が検査でスムーズに寝てくれる様に、毎日使っている枕とブランケットも準備。
お気に入りのおもちゃ数点の、待ち時間対策も整えて挑みました。
病院に着くと、診察の前に身体測定です。
身体測定はご機嫌で受けてくれた娘ですが、すでに待ち時間で眠気が。
これは良い感じに脳波検査が進みそうだと思っていました。
身体検査のあと、先生の診察になりました。
予約の電話でお話しした先生です。
改めて、発作の起きた状況や、その時の動画をみていただきました。
先生の見立ては、やはりてんかんの可能性が高いとのことです。
発作のパターンは、焦点性てんかんだろう、とのことでした。
先生と母が一通りお話しが終わったところで、娘の身体検査にうつりました。
聴診に加え、神経科ならではの神経学的検査です。
娘の手足の筋肉の張り具合や、打腱器で反射をみていきました。
簡単な指示で、娘の受け応えなども観察されていたようです。
診察の間、娘は眠気Maxに。ぐずぐず甘えたり、床に転がったり、診察の緊張と相まって何とも居心地の悪そうな様子でした。
先生も、
「良い感じに寝てくれるといいね〜、もう眠そうだからお薬飲んでみようか」
とのこと。
診察は終了し、処置室でオレンジ色のシロップを飲んでもらいました。
30分後くらいには寝てくれると思いますよ、と看護師さんもおっしゃっていたので、
初めての脳波検査に母も緊張しつつ、検査室の前で娘が眠るのを待ちました。
…ところが。なかなか寝つきません。
ぐにゃぐにゃになりながらも、娘はひたすら耐えて、40分ほどが経ちました。
再び処置室へ案内され、お薬を追加です。
1回目の半分の量を飲み、またしばらく待つことになりました。
…それでも…寝てくれない!
もう、朦朧としているのに寝つきません…
脳波検査を受ける部屋の方が暗くて寝るかもしれません、と言われ、
次は薄暗い検査室に通されました。
脳波の検査室は、防音室のようなお部屋にベッドが1台あり、まわりには機器が並んでいました。
最初はベッドに寝かせ、母も一緒に添い寝をしましたが、いつもとはぜんぜん違う場所で余程緊張していたのか、
朦朧としながらも寝つく様子は全くありません…
仕事は年休をとって、遅寝早起きし、ねんねグッズを片手に挑んだ脳波検査でしたが、
最初のお薬を飲んでからかれこれ2時間近く格闘し、一向に寝付く様子がない娘…
こうなったら、最後の手段!
母はグデグデになった娘を抱え、一度病院から出て、やや興奮気味になった娘を無理矢理車に座らせて、駐車場をぐるぐると周回しました。
始め泣いていた娘でしたが、いつもの車内に落ち着いたのか、車に乗せてから5分もせずにぐっすり寝落ち。
再度娘を抱えて検査室に戻り、ようやく脳波検査が始まりました。
検査技師の方の話では、
「こういうことはあるんですよ、中には3回お薬飲んで眠れなくて、帰りの車で寝てしまったとかいうことも。」
てんかんかどうかはさておき、とにかく検査が受けられて1つクリアした!
今までの鬱々とした気分がちょっとだけ晴れた気がしました。
…続く。
※この内容はあくまで個人の体験によるものです。
読んでくださりありがとうございました!