腹痛で通院が辛すぎる!【38歳、原因不明の急性膵炎になる②】
仕事が休みだった、去年の12月のある日。
銀行ATMの前で急に今迄感じたことの無い腹痛がはじまり、
かかりつけ医で処方された鎮痛剤が効かず、
夜間救急でCTを撮って急性膵炎と診断されました…。
獣医の内科でも教わる「急性膵炎」。
犬が感じる痛みの中でも最も痛い病気の一つと習ったような記憶があります…。
あまりの痛さに、ひれ伏し拝むような姿勢になると教科書に書かれています。
確かに…!寝ていても、横にも仰向けにもなれず(うつ伏せはもってのほか)、丸くなっていた自分の姿を思い出しました……
さて、救急で運良く膵炎の専門である肝臓内科の先生に診ていただき、当然入院を強く勧められました。
CT画像では膵臓の腫れは重症に近い、とのこと。
が、その期間は1週間。コロナで入院中面会は一切できません。
お父さんが居るならまだしも、シンママが2歳の娘と離れるのは、娘の負担もジイジ・バアバの負担も考えると厳しい選択です。
できる限り通院で点滴し、経過を見ることになりました。
昼にかかりつけ医で貰ったブスコパンはほとんど効果を感じませんでしたが、救急で点滴したアセリオはそれなりに効き、背筋を伸ばして歩いて帰れるほどになりました。
日赤で出されたお薬は、
カモスタット
テプラノンカプセル
タケキャブ
レボフロキサシン
ロキソプロフェン
でした。
鎮痛剤を複数種出されたのは、効くもの効かないものがあるからのようです。
「どれかは効くでしょうから…」といった具合に、自分で調整するよう言われました。
(私の場合は、ロキソプロフェンが一番効きました)
そして、何よりも大事なのが食事管理です。
本来は入院して絶食し、消化酵素を出しまくる膵臓を休ませるのが治療となります。
それに加え、カモスタットが膵臓から消化酵素が出るのを抑えてくれるそうですが、注射薬を無理やり内服薬にしたようなもので、
本来点滴で使う方が断然効果が高いそうです。
救急から帰る途中、コンビニでスポーツドリンクやゼリー飲料など消化に負担のかからない(脂質の含まれない)物を買い、
次の日は1日家で様子を見ることにしました。
点滴で入れた鎮痛剤の効果が切れる頃には、再びあの痛みが襲ってきます……
次の内服が飲める時間まで何とか耐えて、鎮痛剤を飲んでしばらく睡眠をとる、というのを繰り返しました。
絶食が必要と言われていますが、食欲なんて全く湧きません。必然的に水分しか受け付けない状態でした。
通院は救急受診の2日後。鎮痛剤を飲んで行きましたが動くたびに響きます。
この日は採血と、腹部超音波検査がありました。
外来通院は検査室をあちこち回らなければならず、待ち時間も長いので、かなり辛かったです…。
採血の時に看護師さんに腹痛と気分の悪さを訴えると、すぐに車椅子を用意してくれたのでした。
検査の結果は画像でも、血液検査でも、炎症は治りつつある、とのこと。
血液検査の膵炎の指標である、アミラーゼは2558→266IU/l、リパーゼは4230.0→62.5IU/lとかなりの改善です。
しかし、私の感じる痛みはさほど良くなっていません……
この日は、検査の結果を診察室で聞き、処置室で点滴を受けて帰ることに。
点滴には、アセリオに加え、ソセゴンという鎮痛剤も追加。
点滴を入れている間はふわ〜っと少し気分が良くなり、その後1時間弱熟睡できたのですが、
点滴が終わって会計を待っている間、すごく気分が悪くなってしまい、薬局で待っている間に体を起こせなくなりました。
薬剤師さんがすぐに看護師さんを読んでくださり、ジイジと娘がお迎えに来てくれるまでベッドに横になって休ませてもらいました。
やっぱり入院した方がよかったな…と後悔するくらい、通院が辛かったです。
急性膵炎は、時に命に関わる病気です。
適切な入院治療を受け、とにかく体を休めることが一早い回復につながると思います。
※この内容はあくまで個人的の体験によるものです。
読んでくださりありがとうございました!