腹部MRI検査、異常なし!【38歳、原因不明の急性膵炎になる④】
去年の12月中旬に急性膵炎になり、自宅療養と通院で治療しました。
急性膵炎になるなんて、全く身に覚えが無い私…。
お酒は全く飲みません。
胆石、胆泥もなさそうです。
体格は普通(BMI20前後)です。
そういえば、膵炎になる1ヶ月前に人間ドックも受けていました。
その時も腹部エコーや内視鏡(鎮静なしのゲロゲロ胃カメラでした)など、沢山検査していたのですが、特に異常は指摘されていませんでした。
ただ、一つ気になるのは、HA1cが基準値より0.1高かった事。
その事を主治医の先生にお話すると、もしかしたら膵液が十分でていなかったのかも知れない、との事でした。
急性膵炎は再発をする可能性のある病気です。
膵炎を起こした原因を突き止めておく事は、再発防止に大事な手がかりになります。
病院から頂いた資料では、胆・膵の異常の原因は大きく4つあるそうです(2022年12月の時点での資料です)。
1.外部からの異物によるもの(飲酒、薬物、健康食品)
2.生活習慣や体質によるもの(肥満、脂質異常症、自己免疫)
3.形の異常によるもの(膵管胆管合流異常症、膵管胆管のその他の異常、十二指腸憩室、その他の腸の異常)
4.新しくできた異物によるもの(胆嚢の腫瘍・胆石・胆泥、胆管の腫瘍・胆石・胆泥、膵石、膵臓の腫瘍、胆管や膵臓近くの腫瘍、十二指腸乳頭部の腫瘍)
初診の際、CT撮影を行い問診を受け、私の膵炎の原因として考えられるのは、自己免疫か膵胆管の形状の異常が疑われる、とのことでした。
そして自己免疫の検査は、特殊な血液検査で調べられ、可能性は低そうとの結果でした。
という事で、膵炎の症状が治まってから1か月以上経って、今度は腹部MRIを受ける事になり、膵管、胆管の形状を検査しました。
MRIをとるのは初めての経験でしたが、検査前の注意事項がとにかく多く(金属を持ち込まない、貼り薬やカラーコンタクトはダメ、インナーはヒートテック不可など)、検査技師さんが行う確認は2人で二重確認を行うなど厳重でした。
検査前は絶食絶水で、検査直前に紙コップ1杯の液体の造影剤を服用しました。
噂通りガンガン機械の音がうるさかったですが、ヘッドホンから聴こてくるオルゴール音楽を聴きながら、アナウンスが時々入り、呼吸を吐いたり吸ったり止めたりの指示に従います。
30分ほどで検査は無事終了。
午後からの診察で検査の結果を聞きましたが、結局MRIでも異常はありませんでした。
ホッとした反面、今後の生活で何に気をつれてばよいか?など疑問が残る事になってしまいました…。
先生のお話では、急性膵炎の20〜30人に1人ぐらいが、原因不明のものなのだそうです。
もしかしたら小さい胆石があって、流れてしまって分からなくなっている事もある、とのことですが、
私の場合は、膵炎を発症する3週間ほど前に人間ドックでエコーや血液検査を受けていて異常はなかったので、やっぱり腑に落ちないです…。
もし次発症した場合は、ERCP(内視鏡的逆流性胆道膵管造影)を大学病院で受けてください、とのこと。
MRIの検査で異常なしとなり、今回の急性膵炎の治療と検査は終了となりました。
あれから半年が経ち、食事は油っぽいものを避けたり、休めるときは休むなどの体調管理を続けていますが、
とりあえず再発は無く、それなりに元気に過ごしています。
残念ながら、体重は大して減らず、その後順調に元に戻ったのでありました…(苦笑)
4月に別件で血液検査を受けたのですが、HbA1cは5.5に下がっていました。
今回の件、2歳の娘やジイジ、バアバには大変心配をかけてしまいました。
今後も膵炎だけでなく病気をしないよう、ほどほどに頑張っていこうと思います。
38歳、原因不明の急性膵炎になる、ひとまずこれで。(完)
※この内容はあくまで個人の経験によるものです。
読んでくださりありがとうございました!