2歳7か月でてんかん発作【娘のてんかんについて①】
今年の3月中旬。
いつもの週末、いつもの土曜日の夜。
いつも通りに寝ついたはずの娘でした。
私も娘の隣で既にウツラウツラしていた時。
突然娘の発作は始まりました…
入眠後15分くらい経った頃だと思います。
娘の呼吸が突然小刻みになったのに気づいて目が覚めました。
スッ、スッ、スッ…
呼吸はリズムを保っていますが、かなり早かったです。
おかしい、どうした!?
右側を下にして横向きに寝ていた娘は、体をくの字に折って、拳を固く握っていました。
そして、呼吸よりは遅い、一定のリズムで、左側の腕と脚がピクッ、ピクッ、ピクッとけいれんしていました。
これまでトラやクマなどのてんかんを何度か見てきた獣医の私は、すぐにてんかん発作だろうと思いました。
人の発作を見たのは初めてです。
本人は意識はあるかも知れないので、娘の背中にそっと手を当て、いつも通りの口調を心がけて、
「お母さんいるからね、大丈夫だよ〜。」
と、娘の名前を呼びながら話しかけました。
手の届く所にスマホがあったので、すかさず動画も50秒ほど撮影。
診断に大事な情報となるはずです。
娘の体を触っても、熱はありません。
熱性けいれんではなさそうです…。
しばらくすると、呼吸が少しずつゆっくりになり、手足のピクッ、ピクッもゆっくりになってきました。
これはもうすぐ治りそう。
発作は5分くらい続きました。
見ているのが、辛く、とても長く感じた5分でした。
娘も何かおかしいのが分かっているようで、けいれんが治ってすぐにモニョモニョと言葉を発していましたが聞き取れません。
けいれんが止まり、手で自分の髪の毛を払おうとする仕草を見て、少し抱きかかえ、仰向けにしました。
お布団はよだれで濡れていました。
発作が止まってからしばらく、眠そうにぼんやりしている時間がしばらくあり、眼は不自然に左側を向いていました。
「びっくりしたね、きつかったね、もう大丈夫だからね」
私も動揺していましたが、きっと本人の方が不安だったはずです。
もうしばらく様子を見ていると、次第にはっきりおしゃべりできるようになりました。
「おかーさん、きもちがわるいの」
と言うので、背中を摩っていると、娘は再び寝付きました。
嘔吐に備えてタオルと洗面器を準備。
発作が起きてから1時間くらい経っていたと思います、
娘はまた目を覚まして、泣き始めました。
顔色が悪く、嘔吐しました。
一度吐いた後、気持ち悪さも解消したようで、それから朝までグッスリ寝ていました。
母は…今目の前で起きた出来事をメモに残し、スマホで子供のてんかんを調べまくり、明け方まで寝つけませんでした。
とにかく、病院へ行かねば。
本当は、はじめての発作の時は救急車を呼んでも良かったなと、後から思いましたが、
翌朝いつも通りに目が覚め、機嫌もよさそうな娘を見て、取り敢えずホッとしました。
(つづく)
※この内容はあくまで個人の体験によるものです
読んでくださりありがとうございました!!